20191115:研究と映画制作の共通項
秋の大学キャンパスはひたすらに鋭くて美しいなと5年目にして思います。
【研究活動と映画制作の共通項】
研究活動も映画制作も工程がかなり似通っているという話を少し。
①事前の段取りをどれだけできるかタイムアタック
②基本は肉体労働的に、でも時に知的な作業が求められる調査=撮影
③取れ高を元に読者や観客に伝えたいことがらをどう見せるかをひたすら作り込む
また、土台には人とのコミュニケーションや、知見を元にした新たな視座視点が求められる。
…等々の共通項が見られます。もっと掘り出せば、列挙しきれないほど共通項はたくさんあるのでしょう。
ということで私は、大学3年秋のゼミ論(プレ卒論)から研究活動を始めたという感覚があまりありません。研究をしていなかった時の自分と地続きで、密接に関わっているという感覚を恐らく人一倍抱いているようにも思います。
それまで映画サークルで散々やって、でもうまくできなくて、辟易した出来事たちがあって(もちろん楽しいこともあった)、そういう挫折経験の積み重ねを経たからいまこうして多少は円滑にできるようになってるんだろうなとか。
映画サークルに限らず、少しだけ関わっていた出版サークル(今は残念ながらもう無くなってしまいました)で身につけたイラレスキルがここに来て大活躍したりと、さまざまな事象が今の自分を形作っています。
ひいては人生における凡ゆる工程同士が、飛び火して、結びついて、燃え広がって、大輪を咲かせ……と、これは少し論を広げ過ぎかもしれません。
【今年を上記の視点から振り返る】
今年これまでのダイジェストを上の視点で切り取って述べると、③を延々とやりながら視察的に色んな面白い事例を見て回って、ひたすら土台を固めようと必死こいてきた感じでしょうか。
そしてこれから、年末年始にかけて無理くり①②③の手順をねじ込もうとしているところです。
自分で書いておいて何ですが、なんだこのスケジュール感覚…ドMなんじゃないかと自身を疑う今日この頃です。たいへんだ!
既に色んな方に支えられながらヒイヒイやってますが、ダメになりそうになったらその時はみなさん助けてください。と先手を打っておきます。
とはいえ、大変だけど基本的に楽しめています。少しだけタフにもなりました。(気圧には勝てないけど)
詰め込んでいる分着実に力が付いている音がして嬉しいです。高密度のものをガンガン取り込む日々です。濃縮還元もびっくりの濃厚さ。
ただしまだまだダメダメなところは健在(?)なので、もっと人にへたに迷惑掛けないやり方を身につけたいな。少しずつですが、恐らく前進しているところです。今しばらくお待ち下さい。じわじわと、「良薬」を口にしているところですので。
【試練の年を繰り返す20代前半】
思えば大学3年から毎年試練の年とか言ってる気がしますが、まだまだ試練が続く感じです。24歳を迎えた今年が一番難関だったようにも思います。
来年はついにアラサー突入…こうして年々試練の壁は高くなっていくのかしら。ワクワクするような、ハラハラするような。間違いなく言えるのは、スリルだらけの日々を過ごしているということです。
でもリスクとハザードで言ったら間違いなくリスクの中にいるし、ゾーンで言ったらラーニングゾーンにいるんだと思います。それは私にとって最高に幸せなことなのかもしれないな。
最近は視野が狭くなって周りが見えていなかったり、上から偉そうにものを言うことが多いと思うのですが(カメラワークで言う寄りと引きが極端、と表現するのが適切かもしれない)、寛容な目で見守ってくださったらありがたいです。と、必殺若手の逃げ台詞。最大限の甘え。
以上、だらだらと近況報告を兼ねて書きました。このままばたばたと年末年始を迎えそうです。次いつ投稿するか分からないので、フライングで「良いお年を!」
いつも支えてくださるみなさまに心より感謝を込めて。
20191115